1985-05-23 第102回国会 参議院 外務委員会 第13号
そしてアメリカともう一つ域外先進国の人がこれを持つということになるわけで、私は仮にこのアメリカと組んだ先進国というものは、いろんな予測をしてもしようがありませんけれども、この協定全体の、非常にアメリカの権限を他の協定に見られないまさに類のないアメリカの権限を強化したこの協定で、アメリカと組む執行委員というのはこれは大変な役だと思うし、悪玉になりかねない役だとこういうふうに思うので、一応私の意見を申し
そしてアメリカともう一つ域外先進国の人がこれを持つということになるわけで、私は仮にこのアメリカと組んだ先進国というものは、いろんな予測をしてもしようがありませんけれども、この協定全体の、非常にアメリカの権限を他の協定に見られないまさに類のないアメリカの権限を強化したこの協定で、アメリカと組む執行委員というのはこれは大変な役だと思うし、悪玉になりかねない役だとこういうふうに思うので、一応私の意見を申し
この規定自体、私も読みましてどうしてこういう経緯になったのか、もちろん調べましたのですが、この協定の交渉過程におきまして、先ほど申し上げましたような域外先進国にバランスをとりまして三名の理事を割り当てるということでは、実は合意があったわけでございます。
アフリカ開発銀行は、アフリカ諸国の経済的開発及び社会的進歩に寄与することを目的として昭和三十九年に設立された地域開発金融機関でありますが、今般、同銀行の資金基盤を強化するため、域内国に限定していたその加盟資格を域外先進国に開放することになりました。
米州開発銀行は、中南米地域の開発途上国の経済的及び社会的開発を目的として、一九五九年に設立されて以来、活発な融資活動を行ってきたのでありますが、増大する資金需要に対応するため、同銀行はその設立協定を改め、米州機構加盟国に限定されていたその加盟資格を域外先進国にも開放することとなりました。
申すまでもなく、本協定により設立されるアフリカ開発基金は、アフリカ開発銀行を補足する金融機関として、緩和された条件で融資が行なわれ、アフリカ諸国の経済社会開発に貢献しようとするものであり、また基金の運営に関しましては、域外先進国、アフリカ諸国側ともにフィフティ・フィフティの原則に立ち、アフリカ諸国に対する配慮が協定上明確にされておるわけであります。
ただ同時に、このアフリカ開発銀行ないしはアフリカ開発基金のように、新興国の集まりであり、かつおのおののセクショナリズムが非常に強く意識されておるという国柄におきまして、またそれらの国々が集まりまして共同の事業をしょう、アフリカ開発銀行の場合には特にそのような色彩が強くて、域外先進国の加盟を認めないという立場をとっておりましたのを、今回は一歩を進めまして、域外国とも共同で作業を進めていこう、ただその場合
そこで、あなたはいま国連の専門機関に入っているといっているけれども、第二の、後段のほうは、域内国及び域外先進国で国連ないしは国連の専門機関に入っているということでありますから、台湾が域外先進国の国連専門機関に入っているということじゃないわけでしょう。どういう資格で台湾がアジア開銀法の第三条にいうところの加盟国になる資格があるのですか。
○林(大)政府委員 アジア開銀に入れる資格は、アジア開銀協定に規定がございまして、銀行の加盟国は、国際連合アジア極東経済委員会、いわゆるエカフェでございますが、エカフェの加盟国それから準加盟国、これが第一のもの、第二のグループは、「その他の域内国及び域外先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国であるもの」これがアジア開銀の加盟国になれることになっております。
私ども、エカフェは国連の地域経済委員会で最大のものでございますし、アジア・太平洋地域のほとんどの国を中国も含めて網羅しておる唯一の地域協力機構であり、米国、英国、ソ連等の域外先進国も加盟してその活動に参加していただいておるわけでございまして、これは現在の段階ではこのエカフェを有効に活用してまいるのが適切でないかと考えておるので、その発展的解消ということにつきましては、現在まだ考えておりません。
○松永忠二君 いま戸田委員が言っている趣旨は、われわれ聞いてみて、そのほうが正しいと思うのですが、アジア開発銀行はエカフェの指導によってできたものである、それから加盟の資格も、いまお話しのように、エカフェの加盟国で、そのほかの域内及び域外先進国で、これもまた国連専門機関に加盟をしている国ということになっていることはお話しのとおり、しかし、別個の機関だということを強調されておるわけです。
○政府委員(大和田渉君) 第三条の第一項に規定がございますが、「国際連合アジア極東経済委員会の加盟国及び準加盟国並びにその他の域内国及び域外先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国である」これが加盟国たるの地位の要件でございます。
あるいは「その他の域内国」、つまりエカフェには加盟していませんが、「その他の域内国及び域外先進国」、域外は先進国に限られますが、「先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国であるもの」ということが加盟の資格でございます。 これは御指摘の点が実は二つございまして、これはいま新たに加盟する場合の要件でございます。現在の加盟国が資格がなくなるかどうかという要件ではございません。
アジア開発銀行は昭和四十一年の末に発足し、その後昨年十二月にスイスが加盟したことにより、現在エカフェ域内国十九カ国と域外先進国十三カ国が参加しており、授権資本十一億ドルのうち、九億七千万ドルの応募を得ておりますが、同銀行としては最近ようやく活動の基礎が固まり、本年一月タイに対し第一号融資を決定いたしました。
本協定は、第五十一回通常国会に提出され、本院の承認を受けたのでありますが、参議院において継続審議となったものでありまして、その内容は、アジア及び極東地域の経済成長及び経済協力を助長し、地域内にある開発途上にある加盟国の経済開発の促進に寄与する目的をもって、アジア開発銀行を設立すること、加盟国は、エカフェの加盟国及び準加盟国、国連またはその専門機関に加盟しているその他の域内国並びに域外先進国とすること
これは同様な問題は、第三条の「加盟国の地位」というところに「域外先進国」ということばがございます。この域外先進国が何であるかということは、やはり理事会なり総務会がきめるということになるわけでございまして、ある国が、たとえばノルウェーが先進国であるのか、デンマークが先進国であるかということはきめる。まあ法律的にはそういうことでございます。
エカフェの加盟国、準加盟国並びにその他の域内国及び域外先進国で、国連、または、そのいずれかの専門機関に加盟している国が加盟することができることになっていまして、東西面陣営、非同盟中立国等、いかなる立場の国も加盟することができるのでありますが、域内国では、国連に加盟していない中国、北鮮、北ベトナムが入っておらないばかりか、インドネシア、さらにエカフェに参加しているソ連、モンゴル、ビルマ等が、これに加盟
この協定は、エカフェ域内の低開発国に対する融資、技術援助の供与等を主要任務とするアジア開発銀行の設立を定めるとともに、銀行の加盟国には、域内国のほかに域外先進国をも加え、その授権資本は十億ドルとすること、銀行の通常の融資は、返済能力等を考慮し、健全な経営原則に基づくものとするが、通常の業務のほか、先進国の信託基金等によって特別業務も行なうこと、銀行の本店はマニラに置き、その最高機関として全加盟国の代表
域外先進国である資本輸出国から政治色のない多額の資金を導入することは必ずしもこれは必要ではないが、エカフェの域外加盟国の中には現にソ連も名を連ねている。このソ連が、またエカフェ加盟国ではないがアジア極東地域の社会主義国が参加の申し入れをしてきた場合に、どのように扱うことになっているのか。
○政府委員(村井七郎君) 私、直接渡辺武顧問のものを読んだり聞いたというわけではございませんが、いま須藤先生がお読みになられたところから察しますと、必ずしも信託基金のことばかりではなくて、やはり域外からも資本金の参加を求めて、現に三億五千万ドル程度は域外から資本金の部分として集まるということでございますので、これはやはり域外先進国のそういう資本力を使用するということは、このアジア開発銀行の運営上適当
○小林委員 いまあなたのおっしゃったのは、繰り返して言うが、それはエカフェの加盟国か準加盟国かあるいは域内国か、あるいは域外先進国で国連に関係するか、あるいは国連の専門委員会なんかに関係のあるそういう国々が発足後に加盟したいときには、その手続を必要とするのでございましょう。
○鈴木(秀)政府委員 加盟国の範囲につきましては、第三条に「銀行の加盟国の地位は、(i)国際連合アジア極東経済委員会の加盟国及び準加盟国並びに(ii)にその他の域内国及び域外先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国であるものに対して開放される。」
それから「域外先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国であるもの」というのは非常にたくさんあるわけでございます。
○小林委員 それでは、域外先進国の問題についてはあとでまたお尋ねいたすことにいたしまして、第三条のいわゆる地位、条件を備えていない、該当しない国は一体どことどことどこですか。
アジア開発銀行を設立する協定を審議するにあたって、私どもが忘れてならないことは、協定の第三条に明らかなごとく、「銀行の加盟国の地位は、(i)国際連合アジア極東経済委員会の加盟国及び準加盟国並びに(ii)その他の域内国及び域外先進国で国際連合又はそのいずれかの専門機関の加盟国であるものに対して開放される。」と規定されていることによっても明白なように、国際連合の崇高な目的に合致するものでございます。
本協定は、アジア及び極東地域の経済成長及び経済協力を助長し、地域内の開発途上にある加盟国の経済開発の促進に寄与する目的をもってアジア開発銀行を設立すること、加盟国は、エカフェの加盟国及び準加盟国、国連またはその専門機関に加盟しているその他の域内国並びに域外先進国とすること、銀行の授権資本は十億ドルとすること、及び銀行の業務の区分、銀行の組織及び運営の方法、銀行の免除及び特権等について規定しております
また、域外先進国の出資金としては、アメリカの二億ドルは額が多過ぎると思いませんか。アメリカの強力な発言権のもとにあるアメリカのひもつきの銀行に、日本が太鼓持ちをしているような印象を受けますが、この点いかがでございましょうか。
アジア開発銀行は、エカフエ加盟国及び準加盟国並びに国連または国連専門機関に加盟しておりますその他のエカフエ域内国及び域外先進国に加盟資格を認め、十億ドルの授権資本をもって発足することとなっておりますが、本年一月末の協定署名期限までに、ビルマ、モンゴルを除くエカフエ域内加盟十九ヵ国と先進国十二ヵ国の署名を得、その出資予定総額も九億九千二百万ドルと、授権資本のほぼ満額に近い応募を得ております。